産婦人科医のおじさんと泌尿器科医のモモ先生と看護学生のかすみちゃんのブログ

性教育に関するブログです。産婦人科の男性医師と泌尿器科の女性医師と看護学生の女の子がいろいろ話します。それぞれ筆者への質問は https://peing.net/kamishige0315 で受けます。

失恋・辛い恋をどう乗り越えるか

こんばんは、モモです。

 

先日、AIDS文化フォーラムin横浜で

「恋愛しくじり先生」という講座をやらせてもらいました。

 

横浜では初の登壇でしたが、90人用の会場いっぱいに聴講者が集まってくださり、

「しくじり体験」

への興味・関心の高さを感じました(笑)

 

 

尊敬する泌尿器科医の岩室紳也先生は

 

「恋愛は人生最大のストレス」

 

とおっしゃっています。

 

本当に、恋愛って難しいですよね。

こちらがどれほど相手のことを好きで、どれだけ努力をしようとも、

恋が実る保障はないし、相手も同じだけ愛を注いでくれるわけでもない。

何なら努力が裏目に出て避けられてしまったり、

気持ち悪がられてしまったり・・・。

 

時には恋愛で人生が大きく変わったり狂ったりすることもあります。

 

私も数多くの失恋やしくじり恋愛を経験し、先日の講演会ではその内容を盛り込んだお話をさせてもらいました。

 

講演後の感想で

「私も同じようにつらい恋愛を経験したので、自分だけじゃないと思って気持ちが楽になりました」

「生徒から相談されたときに、上から目線で一般論をアドバイスするのではなく、自分だって失敗したことも伝えられるようになりたいと思いました(教員の方)」

といったものを頂き

 

「恋愛に関する失敗を語れる場が必要だ」

 

と改めて思いました。

 

私は始めての失恋は中学校2年生のときでした。(前回ブログも参照)

そのときはつらくて辛くて、

1週間ほどは食事もまともに取れないし、

夜も眠れないし。

この辛さに終わりは来るのか、どう乗り越えればいいのかもまったく分からず、

本当に苦しかったことを覚えています。

 

その後、何度も失恋を経験しましたが、

何度経験しても苦しいものですよね。

 

もちろん、相手によってその程度の差はあるし、

何度も経験することで

「1週間もすれば元気になれる」

という見通しが持てるようにはなるのですが、

それでもやはり辛い!

 

一方で、「失恋」に対するサポートを受けられる場って全然ないですよね。

私は就職するまでずっと実家暮らしで、家には誰かがいる状態でしたが、

一人暮らしで一人の時間が長かったり、親との関係が悪かったり・・・

という状況だとさらに辛いだろうな・・・と。

 

もちろん友達に聞いてもらうって方法もありますが、

現状恋人と関係良好な友人に聞いてもらっても・・・

という思いもあるし、

 

「男なんて星の数ほどいるんだからさ!」

「彼氏いたことない人からしたら、失恋の悩みすら贅沢だよ!」

 

みたいな、

「うん。。まあ、そうなんだけどさ・・・」

というアドバイスされて、余計にモヤモヤすることもあり。

 

私の理想としては

「今!自分と同じように失恋もしくは辛い恋をしている!」

という人同士で語り合いたいんですよね。

 

 

そんなわけで、文化フォーラムでも

『失恋カフェ』

というアイディアを提案してみました。

 

失恋や辛い恋をしている人たちがすごす場。

語り合うでもいいし、失恋時におすすめの音楽・映画・本を楽しむでもいい。

おしゃれでおいしい軽食を食べられて、

失恋する前から

「失恋したらあのカフェに行ける!」

と思ってもらえるような場所。

 

実際に大手企業からリサーチに来ていた方にも

「いいじゃないですか!」

というコメントを頂きまして、

ぜひ実現させたいなと思っています。

 

 

失恋や辛い恋を乗り越えるサポートは、

自己肯定感を保ったり、恋愛・性について学ぶ場を得るという意味でも

必要なシステムだと思います!

 

 

がんばります!

では!