こんばんは、モモです。
先週はひどく体調を崩し、寝込んでしまいました。
40度を超える発熱で、一時は
「まじで死ぬ・・・?」
と感じるくらい、辛かった。
扁桃が腫れて、のどが痛すぎて水ものめず、脱水になって夜中救急外来へ駆け込みました。
自分の勤める病院の救急外来なので、別に順番待ちをしなくても、自分で点滴のオーダーを出して、勤務外の知人医師を捕まえて点滴を取ってもらうこともできる(そうすれば救急業務中のスタッフを煩わすことがないため、他の患者さんの迷惑にもならない)のですが、
あまりの高熱とだるさで、自分でオーダーを出したり、人を捕まえる気力もなく、
普通に順番待ちをしました。
自分の体がしんどいときの待ち時間って、たった10分でも3倍4倍に感じるんですよね。
なんだかとても待たされていたり、飛ばされているような錯覚に陥る。
自分が救急外来で働いていた時には、
「大病院の救急なんて、待つのが当たり前でしょう。みんな覚悟してきているんでしょ」
と思っていましたが、自分が待つ側になると、
「体調悪い時の『待ち』って、まじで辛い・・。」
と痛感しました。本を読んだり他のことをして時間をつぶす気力すら湧かない。
「お願い、早く助けて・・・。」って、自分が医師ということも忘れて、祈ってしまいました。
人間は、実際に自分が経験していないことでも、ある程度想像力によって状況を疑似体験することが可能です。
一方で、「体調が悪いときに順番をまつ」という行為は、頭で想像するよりもずっと辛いし、怒りがわいてくる気持ちがよーーーく分かった。
まあ、何が言いたいかというと、
実際に自分が体験しないと、分からないこともたくさんあるなって。
今回みたいな辛い体調不良はもう二度と勘弁してほしいけど、
体調が悪い時に医療に期待する患者の気持ちは、実感することができた。
自分が痛みを感じた時に、同時に他者の痛みにも想いを馳せられる。
この能力大事だ。