こんばんは、モモです。
連日幼い子どもが巻き込まれる、痛ましい事故の報道が続いています。
池袋の事故は、加害者が87歳の高齢男性であったことから、
高齢者運転の是非について議論となっています。
高齢者の運転ですが、私はすべきでないと思っています。
交通事故を起こした場合、業務上過失致死、致傷という罪名がつくように、
自動車の運転は業務です。
私が手術で何らかの過失を持って、患者さんに障害をおわせたり、死亡させた場合にも同様の罪名がつきます。
さて、医師免許自体には定年がないので、
日野原先生のように100歳を超えて医師をすることは可能です。
が、実際に手術(小手術はまた別ですが)となると、70歳を超えて執刀している医師はほとんどいないと思います。
少なくとも私の勤めている病院にはいません。
なぜなら、体力、集中力、技術、とっさの判断力が年齢とともに確実に衰えていくからです。
いくら元神の手の外科医であっても、80代の医師に執刀されるのは不安を感じませんか?
車の運転と手術は、
人の命を預かる、高度な判断力、集中力が必要という点において全く同じだと思います。
ただ、技術的な点において、自動車の運転はかなり簡易化されており、誰にでも扱えるという点だけが異なる。
そう考えれば、いくら個人差があるため年齢だけでは判断できないと言っても、
87歳は明らかに業務を適切に遂行できるとは思えません。
もちろん、事故は老若男女すべての人に起こりうる。
現に報道されないだけで、日々多くの人が事故で命を落としています。
加害者になるか、被害者になるか、
なってみないとわからない。
これだけ事故が起こっているのに、
高齢者は運転免許を手放せず、
飲酒運転もなくならず、
全ては結局他人事という意識だからでしょう。
他人事病。
事故も、癌も、性感染症も、思いがけない妊娠も、
すべてそう。
自分は関係ない
と思い目をそらしてしまう。
自分の都合のいいように考えてしまう。
この病気の特効薬見つけたらノーベル賞間違いなし。
悲惨な交通事故を減らすには…
モモ案
・車の最高速度を30km/hにする。
MAX160km/hとか一般乗用車に全く必要ない
・免許取得のハードルをめっちゃ上がる
アスリート並みの瞬発力、判断力、警察並みの交通知識、救急隊並みの応急処置能力がないと取得できない資格にする
そして毎年更新が必要
・自動車のスペックを上げる
呼気にアルコール含まれていたらエンジンかからない、横断歩道前では自動減速、目の動きを感知して異常があれば停止など
自動車さえなければ死なずに済んだ人たちが溢れているのに、
自動車乗るのをやめようとはならない。
アメリカの銃規制が進まないことと似ているかも。
どこかに、自動車のない地域を作りたい。
だって、悲惨な交通事故、
明日は我が身だから。