産婦人科医のおじさんと泌尿器科医のモモ先生と看護学生のかすみちゃんのブログ

性教育に関するブログです。産婦人科の男性医師と泌尿器科の女性医師と看護学生の女の子がいろいろ話します。それぞれ筆者への質問は https://peing.net/kamishige0315 で受けます。

花粉症の人、ごめんなさい

こんにちは。お久しぶりです、モモです。

 

どうやら世間では花粉が飛び交っているようですが、

幸いなことに今年も私の花粉センサーは稼働しておらず。

 

つまり、私は花粉症ではありません。

 

 

ただ、一緒に住んでいるパートナーは花粉症で、

 

 

それが理由で最近私はイライラしています。

 

 

花粉症であることは、何も悪くないのだけど、

 

 

 

私は「鼻をすする」音が大嫌いなのです。

 

 

「鼻をかむ」音は全然OKなんですよ。

 

 

なぜなのかは自分でもよくわかりません。

 

 

 

本来であれば外に出すべきものとして分泌されている鼻水を、

 

再度自分の体内に吸い込む行為。

 

をイメージするから嫌なのかな?

 

 

いずれにしても、本当に苦痛で。

 

 

 

何度かマイルドに、

鼻をすすられる音が嫌なことを伝え、

 

 

 

ティッシュそこにあるよ」

 

 

「鼻かんでも大丈夫だからね」

 

 

とアピールしてきたのですが。

 

 

鼻すすりをやめず、苛立ちで寝付けないほど、私のストレスゲージが満タンに。

 

 

ついに

 

 

「私、鼻をすすられる音本当に嫌だから、かんで!」

 

 

と強めに言ってしまいました。

 

 

 

彼は「ごめん」といって、それからはかんでくれるようになりました。

 

 

 

生物学的には圧倒的に自分より強く、

 

その気になれば私を素手で殺すことだってできそうな男性に、

 

自分の意見や要望を伝えようと思えるのは、

 

彼にとってネガティブな言葉であっても

 

私の身に危害を加えないと信頼しているからなのだなと、

 

 

ふと感じました。

 

 

 

自分の意見を言うと

 

殴られたり

 

暴言吐かれたり

 

自分のことを全然大切に思っていないような言動をされたら

 

きっとどんどん言葉を失っていくんだろうなと思いました。

 

 

 

 

 

私は幼少期から、

 

親や周囲の人間に身体的、精神的、経済的暴力を受けるといった経験なく

 

大人になったから、

 

 

自分の意見や要望を伝えるのは、当然の権利だと思える。

 

 

自分の意見をはっきり伝えられることは、

 

学校でも職場で評価してもらうことにも繋がる。

 

 

自分の意見を伝えることが、危険を伴うものではないという環境を、

 

当たり前のように享受してきたけれど、

 

社会全体で見たら、当たり前じゃない人の方が多いのかもしれない。

 

 

 

鼻をかむためにティッシュを探している彼をみて、そんなことを考えました。