産婦人科医のおじさんと泌尿器科医のモモ先生と看護学生のかすみちゃんのブログ

性教育に関するブログです。産婦人科の男性医師と泌尿器科の女性医師と看護学生の女の子がいろいろ話します。それぞれ筆者への質問は https://peing.net/kamishige0315 で受けます。

避妊について

産婦人科医のかみむらです。

 

   SEXって子供を作るためでもあるけど、愛情を深めるためでもありますよね。ゲイやレズビアンの方のSEXを考えてみたらわかると思います。ではどのような付き合いが理想的なのでしょうか。予期しない妊娠や性感染症を防ぐことができればSEXはありでしょうか?

 

   避妊について私は性教育でピルとコンドームの併用を勧めています。実際に彼氏が出来たので、ピルの処方を希望しますって高校生や大学生がクリニックにはたくさん来てくれます。

 

  もちろんコンドームは大事です。男性が出来る避妊方法はコンドームだけだからです(手術もあるけど独身者はコンドームだけ)。

 

   男子は女子にピルを飲ませて自分は避妊しないなんて事は言語道断として、とにかくピルは必要だと追います。

 

    でもなかなか婦人科って敷居が高いですよね。それでも行きやすいクリニックをみつけて薬を貰って欲しいと思います。避妊のピルは自費なので保険の連絡は家に行きません。

     

       値段も2000円から3000円の間です、確かに高い。

 

   従ってコンドームは簡単に手に入るのでそれだけに成りがちですが、是非ピルとコンドームの併用を実行してください。ピルには色々な種類があって副作用に関しても大きな問題はありません、というか海外では薬局で販売していたり、国が無料で配っている薬なので、この状況から考えても誰でも気楽に飲める薬だと理解できると思います。また逆に言えば日本はクリニックで処方されるので更に安全です。

 

    ピルについては改めて書きますね。

 

   そうなると出会ってすぐにSEXとか無理なのがわかるはずです。男性は付き合ってある程度の信頼関係ができて、自分はコンドームをきちんと使うけど確実な避妊のためにはピルの服用が必要なので婦人科に行ってピルを処方してもらえないだろうか、と女性に頼まないといけないことになります。それだけ時間をかけて信頼関係ができて始めてSEXができるということです。

 

  もちろん女性も自分のために、赤ちゃんのために自分から積極的にピルを処方してもらってください。女性がSEX を求めることも自由です。

youtu.be