一般に子宮頸部から子宮内に感染が起きないように防御システムがしっかり働いています。
したがって、いくら膣の内部に細菌がいても子宮内部に感染は届かないと言うことになります。
感染するとしたら淋病やクラミジア感染が一般的です。ミレーナを入れる場合に、当然3週間以内の性感染症検査をします。
また挿入手技はアプリケーションタイプで清潔処理が容易です。
従って一般には感染を起こす可能性は非常に低いと考えます。
また避妊を考えても、海外はインプラント(皮下にチューブを埋め込む)タイプやこのミレーナタイプがポピュラーです。
勿論ピルで良いのですが、なかなか毎日薬を飲むことが難しい若者が多く、絶対避妊が必要な環境だとしたら、
婦人科医としては子宮内避妊装具を勧めることになります。
妊娠経験がない方でも子宮頸部の局所麻酔で痛みなく挿入が可能です。
性感染症一般に関してはちょうど新しく動画を撮ったのでそれを見てください。