産婦人科医のおじさんと泌尿器科医のモモ先生と看護学生のかすみちゃんのブログ

性教育に関するブログです。産婦人科の男性医師と泌尿器科の女性医師と看護学生の女の子がいろいろ話します。それぞれ筆者への質問は https://peing.net/kamishige0315 で受けます。

風俗の仕事をしながら娘を育て上げたお母さんの件で少し言いたいことがあります。

 以前、ある女の子が、お母さんが風俗で仕事して母子家庭なんだけどきちんと大学まで出してもらって、本当にお母さんには感謝していると話をしていたということを書いたら、多数の方からご非難をいただきました。ある方は風俗の母親はネグレクトであったり虐待することが多い、子供の貧困化はそれが1番多いのをしないのかとか、親が風俗なんて子供にとっては地獄、子供がかわいそうだとか、風俗は仕事ではない、犯罪だとか、子供は親に無理して感謝とか言っているが、そんなことを言わなといけない子供がかわいそうだとか、多数のご意見でした。

 体を売る仕事は、普通の人では考えれない仕事だ、自分はそんなこと考えることすらないというご意見も伺いました。そうです自分は考えることはまずないと思います。それを考えなければ、いや実行しなければいけない環境を自分に置き換えてください。親の問題、環境の問題、貧困の問題、いじめ、虐待、DVなど劣悪な環境の中で、死にたいと何度も思いながら、それでも前向きに生きようと考えた、その結果、状況から風俗しか仕事として可能性がない。子育て、教育、その他追いかけるように降りかかる金銭的な問題を逃げるのでもなく、努力して乗り切ろうと考えた結果、皆さんなら思い付かないような仕事をやらざるを得ない状況に追い詰められた人たちです。みなさんも自分がどのような状況に追い詰められたら、この仕事をするだろって考えてみてください。

 またお子さんがかわいそう、そのような親の子は自分で親を選べない、そして大体母親のような生き方を選んでしまうものだ、そんな親の元にうま生まれた子供は本当にかわいそうで守ってあげなければいけない。確かにそうだと思います。でもみなさんそんな子供を守ってあげないといけないと言いながら、その子が大人になって風俗に勤めるようになり、やがて子供ができ、親になったら、こんな親はあり得ないと避難し始めるわけです。

 でもちゃんと聞いてますか。このお母さんは虐待もせず、ネグレクトにもならず、きちんと大学卒業までシングルマザーとしてお嬢さんを育て上げたわけです。だれが、虐待やネギレクトの親を守れと言いました?それらは犯罪です、きちんと罰せられなければいけません。少しでも疑いを発見したら警察または専門の機関に通報するべきです。私も率先してそうしています。でも今回の件は全く違います。お母さんはきちんとお子さんを育て上げています、またお子さんもそんなお母さんに心から感謝しています。お母さんがもう苦労しなくていいようにと、すごく勉強して、大学は特待生待遇、授業料免除でした。もちろんその頃、お母さんもその仕事はやめて介護の仕事をしています。

 私はこの内容を書いたのですが、この親子のどこに避難されるところがあるのでしょうか?また、先生は風俗しているような汚い人間を擁護するけど、客あつめですか?と言われなければいけないのでしょうか?

学校でデートDV予防教育をどのように行うか

1、 デートDVとは

① 寂しい、不安が強い、人に依存したい、依存しやすい、自己肯定感が低いなど共通の感性を持つ二人が出会った場合、求めるものが同じであるため急速にお互いを好きになり強く依存し合う関係になる。

 この二人が安定、安心の依存関係を保つために

② 相手が自分の思い通りになれば安心のできる(加害者>被害者)、相手がいつもそばに居てくれる(加害者=被害者)、相手にとって自分が1番大切な人間でいたい(加害者<被害者)と思う。

③ この関係性をより確実にするために加害者側は被害者に対して精神的、社会的、性的、身体的暴力を実行する。また被害者は相手の存在が唯一の依存先となっている為、辛いとは思うが離れようとはしない。

このような関係性が成り立つ場合をデートDVの関係と言う。

  被害者はこの関係のために、自由な生活が失われる為パートナー以外との人間関係が悪化し、精神的に追い詰められ社会的な位置をも見失う事が多い。また、加害者も被害者に対して過度な関わりを持とうとする為に、精神的に不安定なことが多い。ただしデートDVの関係の判断は絶対的デートDVとして考えるのではなく、被害者の環境や精神的状況から相対的に判断するものである。

2、 デートDV予防教育

予防教育とは1の関係のどこかをブロックできる方法を学ぶ事である。

① 寂しさ、不安、自己肯定感の低さに関して

 母性学的な立場から生命の誕生についてまず教える。受精、妊娠、分娩、育児についてその現状をわかりやすく伝える必要がある。授かった命ではなく自分で努力して手に入れた命であること。生まれてきたときはみんな同じだがその後の環境や大家、友人仲間などの違いで変わってくる。同じ環境などで育てば、あなたもその人と同じ生き方をするはずなので、相手に対して共感しようとする思いやりを持ってもらう。ハンディーキャップ者はいないこと、全ての人は得意なものと、苦手なものを持っていて、それを補いながら生きていることになる。それは性別の違いも同じ事であることをしっかり伝える。また孤独の時間は自分を見つめる上で、大切な時間であり、その孤独を楽しめるようになること。自立とは依存先を増やすこと(熊谷晋一郎先生)であるため、SNS友人や、仲間、部活、趣味、SNSなど自分の依存先をたくさん持てるようにすることなだ大切であることを伝える。

② フェアな関係を作るために

 パートナーに対して(自分の思い通りになってほしい、いつも側に居て欲しい、パートナーにとって自分が唯一無二の必要な人間でいたい)と強く思うことがデートDVの関係を作り上げる。

そこにはまずジェンダーの問題がある、男性はこうである、女性はこうであるという考え方である。精神的な関係に性差はない事を教えることが必要であり、それに関してはLGBTの概念を理解してもらうことが1番である。性差の無い、性別にこだわらない考え方や生き方を理解してもらう。「自由な心で、好きな服を着て、好きになった人がタイプ」そのような考え方を私は伝えている。しかしながら、肉体的な性差についてはしっかり理解してもらう必要がある。女性の月

美容院での話

こんばんは、かすみです🌷

 

 

今日は美容院に行っていました。

担当してくれている美容師さんは小さい頃からの知り合いで20年くらいの付き合いになります。

 

美容師さんは3人のママです。

でも血が繋がっているのは1番下の子だけ。

上の2人は旦那さんの連れ子です。

 

美容師さんはよく娘たちの話をしてくれます。

特に1番上の子と1番下の子の話を。

 

1番下の子は自分の子なので可愛くて仕方ないみたいです。

1番上の子は美容師さんが思うように動いてくれなかったりすると、すごく腹が立つそうです。

 

そのこと1番上の子に話したみたいです。

「私はあなたといると腹が立つし、本当のことを言うとあなたのことが嫌い」と。

 

そして返ってきたのは「ふーん」という言葉。

 

悲しくないのか聞くと「好きな人に嫌いと言われても悲しくない」と言ったそうです。

 

強いなあ、と思いました。

中学1年生です。泣いてもおかしくないのにそんなことが言えるなんて。

 

美容師さんは私の家の事情は知りませんが、母と喧嘩し家出をしたことがあるのは知っています。

私の家の話になると「血が繋がってても腹が立つのに血が繋がってなかったらもっと腹が立つよ」と言います。

 

他人だと流せることも、家族になってしまったから許せない、腹が立つ。

それは私も同感。

 

そして今日言ってたのは「自分の子どもは無条件に可愛い」と。

私は親になったことがないからそれはわからない。

 

でもそれが本当なら虐待なんかなくなればいいのに。

というかなくなるはずなのに。

 

1番上の子は本当の母親から送られてくる手紙に「もう送らなくていい」と言ったそうです。

今まで行っていた面会も行かなくなったそうです。

 

「物を買ってくれるから行ってただけ。あの人のことは嫌い。」

そう言って面会するのをやめたそうです。

 

美容師さんが結婚した時、本当は子どもを引き取るつもりはなく、1番下の子と旦那さんと3人で暮らす予定でした。

でも向こうの母親が子どもをほったらかして男の人と出かけるので引き取らざるを得なかった。

 

美容師さんからしたら望まなかった家族の形だけど、

上の2人からしたら望んでいた家族の形なのかもしれない。

 

家に帰ると当たり前のように母親がいて、一緒に出かけたりテレビを見たりご飯を食べたり。

たまには怒られたり喧嘩したり。

そんな日常が嬉しいから、嫌いだと言われても好きだから悲しくないと言えるのかもしれない。

今日はふとそんなことを思いました。

 

美容師さんと会うと毎回いろんなことを考えさせられます。

いろんな家族のカタチ。思い。願い。

 

何が正しいとかなくて。

みんながハッピーでいられるのが1番だけど、そんな生やさしいものでもなくて。

 

 

人生は生やさしいもんじゃないから諦めろ!って言うんじゃなくて

私も大人になったので、逃げ場を作れる人になりたいなと。

 

保険証を持っていなくても身体のこと相談できる場所とか、

駆け込める場所とか作りたい。

 

そんな思いが強くなってきています。

今は土台作り中。

 

いつかここでもお披露目できるように頑張ります。

 

イマノキモチ

 

こんばんは、かすみです🌷

4月になりましたね!桜も散り始めて葉桜になって、、、

だんだん暖かくなりますね☀️

 

 

4月になったということは看護師2年目になりました!

1年間たくさんの出会いや別れを経験し、自分の中でしっくりくる看護観を見つけました。

素敵なプリセプターさんにもついてもらって多くのことを学びました。

やっぱり人間関係は大切ですね!笑

 

1年前はオドオドしていた私もつい先日、どうしても許せないことがあり

先輩に言ってしまいました、、、😅

まあ、そんな風に生意気に強くなれるので今年から看護師になる子も看護学生の子も

あまり緊張せずのびのび看護を楽しめたらいいなと思います!笑

 

 

さて。一人暮らしを始めてから1年が経ちました。

どうしても帰らないといけない用事がありこの土日実家に帰っていました。

 

やっぱり私にとって家も家族も居心地の良いものではありませんでした。

時間が解決してくれるのか、ずっと居心地が悪いのかわかりませんが。

 

1年間離れて暮らして楽になったことたくさんありました。

稼げるようになったから衣食住の確保もできるようになったし、自分の居場所を作ることができた。

 

1年前、家を出ていいのか直前になって不安になった私に大学の先生が言ってくれた言葉

「新しい家は自分だけの別荘だと思えばいい」

 

その言葉に背中を押されて一人暮らしがスタートしました。

 

ろくに家事もできなかったし、手続きとかわからないことだらけだったけどスマホに頼りながらなんとか1年を迎えました。

 

家に帰りたくなくて野宿や漫画喫茶に泊まったり、紹介してもらった全く面識のない人の家に泊まったり。

食べるためのお金がなかったり、国試のためのお金を稼ぐために援交したり。

 

そんなことしなくても寝る場所も食べるものも着るものも困らないだけの稼ぎができるようになって。

それでも満たされない気持ちで抗不安薬も飲むようになって。

 

なんなんだろうなあ。なんのために生きてるんだろうなあって時々考えます。

仕事はすっごく楽しい。友達と遊ぶのもすっごく楽しい。

 

だけどフワフワしてるこの気持ち、寂しい気持ち。今の気持ち。

 

 

フラーっと行ける居場所を作りたいと思ってた。

そこが辛いこと話せたり、大人といられる場所になったらいいなって思ってた。

その子たちの居場所になったらなって。

 

カウンセリングができる人がいたらいいな、

泊まったり食事ができる場所ならいいな、とか

自分がしてもらいたかったこと、場所を思い描いてた。

 

でも場所を作るだけでもいいんだなって。

場所を作ることが、すごく大切なんだなって。

その場所をどう活かすか、そこでの出会いからどう縁を繋ぐか。

それは自分自身が決めて行動することなんだなって。

 

「女性車両はそこに乗ってくる人に何も求めていない」

その言葉の意味をやっと理解できたよ。

 

 

今年は看護師としてのスキルアップもしつつ、

セルフコントロールもしつつ、

自分にできることを考えて実行できるような1年間にしたい。

 

 

ふーーーーーーー

明日からまた連勤頑張るぞーーーー!!!!

花粉症の人、ごめんなさい

こんにちは。お久しぶりです、モモです。

 

どうやら世間では花粉が飛び交っているようですが、

幸いなことに今年も私の花粉センサーは稼働しておらず。

 

つまり、私は花粉症ではありません。

 

 

ただ、一緒に住んでいるパートナーは花粉症で、

 

 

それが理由で最近私はイライラしています。

 

 

花粉症であることは、何も悪くないのだけど、

 

 

 

私は「鼻をすする」音が大嫌いなのです。

 

 

「鼻をかむ」音は全然OKなんですよ。

 

 

なぜなのかは自分でもよくわかりません。

 

 

 

本来であれば外に出すべきものとして分泌されている鼻水を、

 

再度自分の体内に吸い込む行為。

 

をイメージするから嫌なのかな?

 

 

いずれにしても、本当に苦痛で。

 

 

 

何度かマイルドに、

鼻をすすられる音が嫌なことを伝え、

 

 

 

ティッシュそこにあるよ」

 

 

「鼻かんでも大丈夫だからね」

 

 

とアピールしてきたのですが。

 

 

鼻すすりをやめず、苛立ちで寝付けないほど、私のストレスゲージが満タンに。

 

 

ついに

 

 

「私、鼻をすすられる音本当に嫌だから、かんで!」

 

 

と強めに言ってしまいました。

 

 

 

彼は「ごめん」といって、それからはかんでくれるようになりました。

 

 

 

生物学的には圧倒的に自分より強く、

 

その気になれば私を素手で殺すことだってできそうな男性に、

 

自分の意見や要望を伝えようと思えるのは、

 

彼にとってネガティブな言葉であっても

 

私の身に危害を加えないと信頼しているからなのだなと、

 

 

ふと感じました。

 

 

 

自分の意見を言うと

 

殴られたり

 

暴言吐かれたり

 

自分のことを全然大切に思っていないような言動をされたら

 

きっとどんどん言葉を失っていくんだろうなと思いました。

 

 

 

 

 

私は幼少期から、

 

親や周囲の人間に身体的、精神的、経済的暴力を受けるといった経験なく

 

大人になったから、

 

 

自分の意見や要望を伝えるのは、当然の権利だと思える。

 

 

自分の意見をはっきり伝えられることは、

 

学校でも職場で評価してもらうことにも繋がる。

 

 

自分の意見を伝えることが、危険を伴うものではないという環境を、

 

当たり前のように享受してきたけれど、

 

社会全体で見たら、当たり前じゃない人の方が多いのかもしれない。

 

 

 

鼻をかむためにティッシュを探している彼をみて、そんなことを考えました。

 

ファーストラブ

お久しぶりです、かすみです🌷

 

 

もう2月!!!!早いですね、、、

看護師国家試験を受けたみなさんお疲れ様でした😌💭

結果発表まではドキドキすると思いますが、思いっきり羽を伸ばしてください!

コロナや風邪には気をつけてね!

 

 

最近ファーストラブという映画を観ました。

北川景子さん主演で最近は告知もよくしているのでご存知の方も多いかな。

 

ネタバレの恐れがあるので詳しくは書きませんが、性教育に関心がある方にはぜひ観てほしい映画だと思いました。

性教育を色眼鏡を通さずに受け取るには親子の関係だったり、周りの大人との関係が良好であることが必須だと私は感じました。

ホッと安心できる温かい時間を過ごした経験はいつまでも自分の原動力になります。

そんな温かい時間は小さい頃、そして思春期には特に経験する必要があると思います。

 

自分の経験とも重ね合わせながら色々考えさせられた映画でした。

気になる方はぜひ。観てみてください。

 

 

 

 

ブログの内容考えてたけど答えが出ず中々書けていませんでした。

ファーストラブをぜひ観てほしいということを伝えると同時に、私が解けなかった疑問?を聞いてください。

 

 

お金が必要で援交をしていた少女。

しかし援交によって妊娠をしてしまいます。

まだ学生だった少女は中絶を選びますが、当然お金がありません。

家族との折り合いも悪く周りに相談できる大人がいません。

そんな彼女は再び援交を始めます。

目的は中絶するためのお金を貯めること。

援交によって妊娠し、援交によって中絶の費用を貯める。

そんな彼女に必要な支援ってなんだと思いますか?

彼女にこのような経験をさせないためには何が必要だったと思いますか?

 

ずっと考えていますが答えがわかりません。

 

 

殺人鬼の貴方へ

ゆりなです
「死ぬ死ぬ言う人は死なない」「本当に死ぬ人は黙って勝手に死ぬ」こんなセリフを1度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
このセリフを吐く人は本当に死にたい気持ちを何も理解してない人だと思っています。
素人は口を慎めと。
大して死にたい人の気持ちを理解してない癖に何を私は全て知ってますみたいな顔して語ってるんだ?と。
分からないなら分からないなりに口を慎めと。死にたくて死ぬ死ぬ言う人だっているんです。その人をこれ以上もう苦しめて傷つけないであげて欲しい。
私はこの言葉に傷ついて、死ぬ死ぬ言う人だって本当に死にたいんだっていつしか自分のためじゃなく、見せしめとしてそのセリフを吐く人達のために自殺しました。5階から飛び降りて失敗しました。
本当に死にたい人は様々です。
死ぬ死ぬ言う人だって死にたいんです。もちろん言わない人だっている。
本当に死ぬ人の特徴なんかないんです。
本当に死にたい人へ向けて「本当に死ぬ人は死ぬ死ぬ言わないんだよ」「黙って死ぬんだよ」そんな言葉の凶器で心を殺さないであげてください。そのセリフを吐いた貴方は殺人鬼です。
大切な人を失わないためにも
どうかその言葉は言わないでください。お願いします。